さくらインターネットの高火力PHYを活用し、医療LLM研究のためのクラウド型スパコンを構築

本プロジェクトでは、さくらインターネットのGPU対応クラウドサービス(高火力PHY)を活用し、医療分野におけるLLM(大規模言語モデル)活用の可能性を広げる環境を構築しました。さらに、構築した基盤は世界のスーパーコンピュータランキング「TOP500」において49位を獲得するなど、民間クラウド型スパコンとしても高い評価を受けています。

課題

医療分野におけるLLM活用の課題

大規模言語モデル(LLM)は、診療支援、医療文書の要約、患者対応など多様な領域での活用が見込まれています。これらを実現するためには、医療現場に根ざした学習データの活用が不可欠であり、医療記録、画像など、多様かつ高機密なデータの取り扱いが前提となります。
プラナスソリューションズは高火力PHYを用いたLLM環境構築の実績を活かし、計算環境構築の支援を行いました。

解決策

民間クラウドからTOP500へ──高性能HPC基盤の構築と評価

この環境では、GPU搭載の高性能インスタンスを活用した演算処理を中心に、高速ストレージやセキュリティに配慮したアクセス環境を整備し、医療LLMの開発を支援しました。

その成果の一つとして、本基盤は世界のスーパーコンピュータランキング「TOP500」において49位を記録。民間企業が提供するクラウド型基盤としては異例の実績であり、LLM開発の支援にとどまらず、国内のクラウド型スパコン基盤としてのプレゼンス向上にも寄与しています。

※ニュースリリースは以下をご参照ください。
https://www.sakura.ad.jp/corporate/information/newsreleases/2025/06/11/1968219771/

まとめ

プラナスソリューションズでは、今後も医療とテクノロジーの橋渡しとなる基盤づくりを支援してまいります。

高セキュリティかつ柔軟なIT環境の構築をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。